施工事例ビフォーアフター

Before&After

京都府八幡市

京都府八幡市のT様邸の戸建て住宅外壁・屋根塗装工事。

施工前
施工後

次男誠司です。

10月上旬から施工していた、京都府八幡市のT様邸の戸建て住宅外壁・屋根塗装工事が完了しました。施工期間は15日です。

今回は京都府八幡市T様邸の戸建て住宅外壁・屋根塗装工事の施工内容をご紹介します。

 

・目次

1.高圧洗浄

2.コーキング打ち替え

3.軒天井塗装

4.外壁塗装

5.屋根塗装

6.付帯塗装

7.その他塗装

 

 

1.高圧洗浄

高圧洗浄機を使って、屋根・外壁を中心に、付着している汚れを洗っていきます。高圧洗浄をする前に、弊社では必ず足場の周りにブルーシートを張ります。汚水飛散防止のためです。

すごく勢いの強い水で洗浄するわけですから、屋根・外壁の汚れはすごく落ちます。そして、洗った後の汚れた水は当然周りに散っていきます。

もともと足場設置の際にメッシュシートを足場の周りに張っています。しかし、すごく勢いの強い水で洗っているわけですから、メッシュシートだと貫通しますよね?当然メッシュシートだけでは汚水の飛散は防止できません。

汚水が周りに散ってしまうと、近隣様のご自宅、車、歩行者の方などにかかってしまいます。周りからすると不快ですし、トラブルの原因になります。

それらを防ぐために、弊社ではブルーシートを張り、汚水飛散を防止することを徹底しております。意外と高圧洗浄をして、おかまいなしに汚水を巻き散らかしている業者さんが多いと思います。

実際、私もプライベートで工事現場の近くの道路を歩いていて、汚水が降ってきたことがあり、すごく不快な思いをした経験があります。なので、ひと手間かかってもしっかりと丁寧な仕事を心がけています。

また高圧洗浄では、外壁サッシのレールや玄関土間や駐車場の土間などの塗装しないところの汚れもしっかり綺麗にします。

 

2.コーキング打ち替え

今回のT様のご自宅の外壁はサイディングボードです。サイディングボードの間の目地にはコーキングが打ってあります。まずは、既存にあるコーキングをカッターナイフで切り込みを入れて、全て撤去します。

既存にあるコーキングは経年劣化しているケースがほとんどです。なので、しっかりと撤去して新しいコーキングに打ち替えます。

カットが終わりコーキングを充填する前に、プライマー塗料を目地に塗ります。プライマーを塗ることで密着が良くなります。

新しく打ち替えるコーキングは底汚染底モジュラスの変成シリコンを使用しました。変成シリコンはコーキングの上にも塗装可能です。普通のシリコンのコーキングに塗装してしまうと、塗料が弾いてしまって上手く塗装することが出来ません。

今回は外壁塗装でコーキングの上も塗装するので、変成シリコンを使用しています。また、目地部分以外の外壁にコーキングが付着しないように紙テープで養生しています。

青の紙テープを外すと、こんな感じでシーリングが仕上がります。

目地以外に外壁や屋根にクラック(ひび割れ)がある場合は、その箇所もしっかりコーキングで補修します。

 

3.軒天井塗装

外壁塗装をする前に、軒天井を仕上げます。外壁塗装でも言えることですが、軒天井を塗装する前にまずは養生から始めます。窓・扉・雨樋・エアコン配管・土間などペンキが付いてはいけないところは全てビニールや布などを使って養生します。

今回の工事で雨樋などの付帯部分も塗装しますが、外壁や軒天井の塗料が付かないようにしたいので一旦養生します。雨樋などはツルツルしているので、他のペンキが散ってしまうと型が残り、仕上がってもペンキの型が目立ってしまう可能性があります。

ビニールや布などで養生した後、軒天井を塗装します。仕上げ工事はだいたいはそうだと思いますが、上から順番に仕上げていきます。

仮に、もし外壁から塗装して後で軒天井を塗ると、せっかく塗装した外壁に軒天井の塗料が散ってしまう可能性があります。そうするとせっかく完成しているのに、もう一度塗装しなけれななりません。それは二度手間になり、作業効率が低下するので、塗る順番を考えて塗装していきます。

内装工事でも同じことが言えます。先に床のフローリングを仕上げてしまって、後で壁のクロスを張り替えるとなると汚れてしまったり、傷がついてしまう可能性が非常に高いです。なので、仕上げ工事は上からが基本となります。

軒天井塗装は、塗料の密着を良くするため、シーラーを下塗りします。そして、水性のシリコン塗料を2回塗りました。

 

4.外壁塗装

軒天井が完了した次は外壁塗装です。

外壁塗装では、高圧洗浄・目地シーリング・クラック(ひび割れ)補修をした後、下塗り塗料を塗っていきます。下塗り塗料はSDアンダーサーフを使用しました。下地は耐久性を保つ上で一番重要になりますので、下塗りをしっかりと丁寧に塗る必要があります。

その上からプレミアムシリコンを2回塗りします。しっかり塗布量をつけることで耐候性が上がり、長く綺麗な状態を保つことが出来ます。

塗装をする上で心がけていることは、塗布量もそうですが塗装したところの継ぎ目です。

塗装をするとき、一人が一度に塗れる範囲は限られています。塗料が乾燥したあとに、継いで塗装すると型がくっきり出ます。なので、塗装する際、外壁目地やきりのいいところまで塗り、塗り継ぎの型が目立ちにくくするように工夫しています。

他にも複数人で縦に並びながら、塗料が乾燥する前に塗り継いで塗装しています。そうすることで綺麗に仕上げることが出来ます。

特に外壁面は、塗り継ぎで型が出てしまうとすごく目立ちます。なのでそういったことも意識して塗装工事をしています。

 

他にも弊社がこだわっている良い塗装について詳しく書いているので、是非ご覧ください。

任せて安心良い塗装とは?

 

5.屋根塗装

屋根はカラーベスト。まずはエポキシシーラーをたっぷりと浸み込ませながら塗ります。密着性を高めるためにシーラーは必須です。

シーラーを塗った後、遮熱塗料のクールタイトSiを2回塗りします。屋根の塗装でも継ぎ目は意識します。1回目に塗る継ぎ目と2回目に塗る継ぎ目を同じ位置にせず、ずらして継いだりします。そうすることで型をわかりにくくします。そういった細かいところにもこだわっています。

また、屋根材と屋根材の上下で重なっている部分は塗料を詰めすぎないように意識しています。重なり部分は少し隙間があり、雨水が抜ける道になっています。その隙間を塗料で埋めてしまうと雨水がでるところがなくなり、次第に蓄積され、雨漏れの原因になります。

もし上記の隙間が全然開いていない場合は、タスペーサーを使います。タスペーサーは屋根材と屋根材との隙間を開けるために、重なり部分に挿入する部材です。今回も隙間があまり開いていない箇所にはタスペーサーを挿入しています。

 

屋根の状態が悪い場合での塗装についても詳しく書いていますので、是非ご覧ください。

状態の悪い屋根塗装について。

 

6.付帯塗装

 

雨戸・雨樋・幕板・水切りなどの付帯部分も塗装していきます。プレミアムNADシリコンを2回塗りします。外壁が綺麗になったら、付帯部分がそのままだと目立ってしまうので、外壁塗装と一緒に塗装することが多いです。黒い色で塗装することで、全体が引き締まって見えます。

 

7.その他塗装

その他にベランダの床には撥水塗料のアクアシールを3回塗りしました。撥水塗料なので、乾いたら塗ったか塗ってないかわからなくなりますが、コンクリートに浸透させるように塗り、しっかり水を弾くようになりました。

基礎部分も塗装します。シーラーを下塗りした後、シポロールという珪砂入りの塗料を2回塗りしました。外壁色より少し濃い色にしました。

玄関の要でもある門柱ポストも塗装しました。下塗りに密着バインダーを塗り、弱溶剤のシリコン塗料で仕上げています。落ち着いた色合いで、建物とリンクするような配色で塗装しました。

 

今回の塗装工事でお客様に大変喜んで頂けて何より嬉しく思います。工事中もホームページも見てくださっており、私の書いたブログもしっかりチェックしてくださっていました。いつもフレンドリーに接してくださいました。短い間でしたが、本当にお世話になりました。ありがとうございます。

 

その他、色々な仕様の戸建て住宅塗装について詳しく書いているので、是非ご覧ください。

一戸建て外壁・屋根塗装について。

 

 

 

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