危険はいろんな処に潜んでいます。
塗装屋ブログ
11月中旬からスタートした 京都市右京区の6階建ての細長いマンション「アンシャンテ21外部改修塗装工事」は、無足場塗装部分(全体の40%)も含めて無事終わろうとしています。
無足場部分は 十分な安全対策を施した上での施工でしたが、日々の終わりには 「今日も落ちずに生きている・・・」 の連続でした。
若い頃ならともかく、決して高い所が好きな訳ではありません。
危険な事を承知の上でこの仕事を引受けたのは 私の判断です。
命に係わる危険な事は 人にはさせられないと言う責任感でやってきました。
神経を使いまくる日々を経て・・・ようやく翌日に足場解体の日を迎えようとした前日に 建物に密着隣接しているお隣の軒樋が破損するトラブルが発生しました。
ご覧の通り、細くて人が入れない箇所があります。
そこに雨除けの庇の細工を施していた時に 私の踵が触れて、脆い軒樋を破損してしまったと思っていたら、職人たちに聴くと、養生する際には 既に欠けていたそうです。
そうとは知らずに ちょっと触れて ピリオドを打ったのは私と言うわけです。
誰が壊したのか判りません。
他には 「足場屋」 か 「コーキング屋」 しかいません。
問題は 「誰が壊したか」 ではなく 「なぜ報告しなかったか」 です。
この度の破損箇所は低いところで 足場が無くても修繕できる位置なので後で何とかなります。
しかしながらこれが高所だったら 急遽、足場解体を延期せざるを得ない事になっていました。
古い樋なので同じものは在りませんでした。
なので よく似た形状の物と 全てを取り換えようと思っています。
注意しても、注意しても、危険はいろんな処に潜んでいます。