施工事例

カラーベスト屋根の遮熱フッソ塗装・モルタル外壁のシリコン塗装事例【大阪市東成区】

カラーベスト屋根の遮熱フッソ塗装・モルタル外壁のシリコン塗装事例【大阪市東成区】

カラーベスト屋根の遮熱フッソ塗装・モルタル外壁のシリコン塗装事例【大阪市東成区】

施工内容
屋根塗装 外壁塗装
施工エリア
大阪府 大阪市

カラーベスト屋根の遮熱フッソ塗装・モルタル外壁のシリコン塗装事例【大阪市東成区】について紹介します。

目次

  

既存外壁はスタッコ仕様で、屋根は(通商)カラーベストです。
ベランダは大小4つも有って、FRPです。
世間には、塗替えの必要性がある家が沢山ある中、よりによってこんなに綺麗な家を塗装なんて・・・。

築10年節目と言う事で、外壁塗装・屋根塗装・その他の付帯塗装工事をさせていただきました。

外壁はスタッコ=厚付け砂状吹付けです。

下塗りには、透湿性・通気性重視のエスケー化研の「アンダーサーフDS」を使用しました。
当ホームページ内「たかがペンキ塗り・されどペンキ塗り!」の中で、要注意事項として書いている事ですが、めったな事は無いのか?・・・有るのか?

一般的によく使われる微弾性サーフェーサーは防水性重視で、透湿性・通気性はあまり期待できません。

と言う事は、スタッコの様な塗材内に空気がいっぱい含んでいる上に透湿性・通気性が期待出来ないサーフェーサーで覆ってしまうと、経時で空気の伸縮・膨張で改修した塗膜の浮に繋がるものと思っています。
メーカーでは「アンダーサーフDS」の用途として、弾性スタッコ・ベルアート等としていますが、理論上弾性に限らず、塗材の中が中空状態であれば、経年で発生するであろうクラックから入る湿った空気の膨張による塗膜の膨れなども考えられます。

なので、ここはお客様により安全を買っていただくために、○○の一つ覚えのような「ソフトサーフGS」ではなく、透湿性・通気性重視の「アンダーサーフDS」を使用しました。
O様邸に使用した主な材料を紹介します。

 


写真左から順番に。

外壁下塗り材、アンダーサーフDS1回塗り、296m2×0.65kg=約192kg。
外壁上塗り材、水性セラミシリコン2回塗り、296m2×0.45kg=約133kg。
屋根下塗り材、マイルドエポシーラー1回塗り、85m2×0.15kg=約13kg。
屋根上塗り材、クールタイトフッソ2回塗り、85m2×0.3kg=約25.5kg。
使用しました。

全て、メーカーはエスケー化研です。
屋根縁切り材は全体の90%分で、760個使用しました。

 

この他、写真には有りませんが、以下の作業をしました。

ベランダ床下塗り材、大同塗料、塗替え用プライマーを1回塗り。
ベランダ床上塗り材、大同塗料、ユカクリート トップコートAUを2回塗り。
天井・軒天、エスケー化研、セラミタウンエコを2回塗り。
雨樋、日本ペイント、1液ファインウレタンを2回塗りしました。

どうですか?

施工前の無難な色合いに合わせて塗替えるのではなく、遊び心いっぱいのバイオレット艶消しです。
奥様が選ばれました。。
以前に、外壁を「真っ黒の艶消し」で塗らせていただいた時と同じで、色の好みの違いはあっても、この方も個性豊かに表現されていると感じました。

御主人は私よりも年輩の方なのですが、「奥様の遊び心を容認できるキャパの広い方だなぁ」と感じました。

 

 

次に屋根塗装の様子をご紹介します。
先ずは高圧水洗。ノズルは回転式で非常に強力な水圧になります。
「たかがペンキ塗り? されどペンキ塗り!」のコーナーで書かせていただいている通り、マシンガンの様な高圧水洗では噴水角度に注意をしないと天井への漏水の可能性があります。

毎度おなじみですが、水切り鉄板部には「エポキシ錆止め塗料下塗り」
カラーベストには「エポキシシーラー下塗り」をしました。

弊社では屋根塗装の場合、せっかく塗り替えるのであれば遮熱塗装をお勧めしています。
遮熱塗装をする事で、施工金額が大幅にアップするのかと言いますと、私共では材料代アップ分だけ頂いております。
そして、屋根に関しては、初めての塗り替えの場合や、旧塗膜がしっかりしている場合は、水性タイプの塗料ではなく、弱溶剤タイプのものをお勧めしています。

・・・理由は、シリコンでも フッソでも水性よりも弱溶剤タイプの方が、密着性が良いからです。

勿論、シーラーも2液性エポキシシーラーです。
外壁は、横降りの雨・一方向からの風・移動する太陽光線を受けますが、屋根はほぼ全ての雨・風・太陽光線を受け続けます。
しかも、可哀そうな事に、一番上に在る為にその壮絶な痛みを主(あるじ)になかなか気づいてもらえません。
と言う事で、私は、屋根には塗装のチャンスが来た時には、出来るだけ贅沢をしてもらいたいと思っています

シーラーの後には、屋根材の縁切り材を挿入。
見積りでは全体の半分くらいと思っていましたが、結果は90パーセントぐらい挿入しました。
右の写真は、クールタイトF(弱溶剤2液性遮熱形フッソ塗料)1回目塗りです。
瓦の重なり部分に塗料がポッテリと付かないように塗っています。

そしてボッテリ2回目塗り。


2液性エポキシ下塗りと、ネイビーブルーの超耐久性フッソ2回塗りで、この上ない塗膜武装をしたこの屋根は、気分新たにバイオレットO様邸を雨・風・太陽熱光線から守り続けていく事でしょう。

O様。有難うございました。

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