施工事例ビフォーアフター

Before&After

京都府京都市

無足場外壁塗装・ペンキ塗り替え事例【京都府京都市】

施工前
施工後

無足場外壁塗装(ペンキ塗り替え)・京都市の様子をご紹介します。

本題に入る前に、足場を組めない・組まない状況での「無足場塗装」の幾つかをご紹介します。

①鉄塔・螺旋階段など、限定された狭い範囲での塗り替えで、上にロープを固定できる箇所があって、そこまで登ってペンキを塗り降りてくるケース

⇒⇒⇒ブランコ(太いロープ一本に、シャックル付き簡易ブランコを絡ませて塗り降りる)での施工。

②ビルなどの塗り替えで、屋上にしっかり固定できる設備があって、着地場所が安定しているケース。

⇒⇒⇒ゴンドラ・ゴンドラチェア ( 昇降自由 )での施工。

③塗装をしようとする躯体の周囲に、自動車が入る位のスペースがあるケース。

⇒⇒⇒高所作業車・垂直リフター・ローリングタワー・スライダー梯子・背の高い脚立などでの施工。

などの施工方法が考えられます。

 

しかしながら、上記のような条件が整っているケースばかりではなく、近隣の状況によってどうしても仮設足場を組む事が出来ないケースがあります。

この度ご紹介する京都市中京区の外壁塗装  (塗り替え) 物件は、東西に長細い4階建て鉄骨ALC造りの現在は休眠中の店舗ビルです。

発注者様は工事に先駆けて、近隣に塗装工事の説明に伺ったところ、ことごとく足場設置には協力してもらえず、藁(わら)をもすがる思いで当ホームページを通じて弊社にご相談がありました。

 

現場は以下のような状況でした。

・東面が正面で道幅が狭くて一時駐車でさえ間々なりません。

・南面は隣の2階建ての瓦屋根が密着している状態。

・西面は隣の2階建て屋根瓦との隙間が30センチ程の状態。

・北面は3軒の庭が隣接しており、加えて北東角は2階建ての瓦屋根が密着している状態です。

つまり、物件の両隣とも木造2階建ての建物が引っ付いた状態で、屋根瓦の状態も脆そうで足場部材の重さに耐えられないような状態でした。

高所作業車の入るスペースもなく、4階建てでは梯子や脚立も立てられず・届かず、ゴンドラの着地出来るスペースも無ければ、近隣の了解も得られない。

屋上に上がれば廃墟のようにエアコン室外機やダクト跡の塊が十数個転がっています。・・・どうにかしてー!!

こんな条件で縋(すが)ってこられたら、私の性格上どうにかせずにはいられませんでした。

2度3度、現場に出向いて、無い頭を沸騰させて「客観的なイメージ・具体的な施工方法・安全対策・簡素で確実な塗装仕様・事細かな積算・リスクを想定した上での工期」・・・などを検討。

いくら暇でも、命懸けの施工計画だったので 安受けは出来ず、かと言って値段が高ければ せっかくのアイデアも「絵にかいた餅」になってしまいます。

じっくりと精査した見積もりの結果、おかげさまで御注文をいただきました。

 

・「ボーシン」では、降りの一方通行なので、再度登ってくることが出来ない。

・「ゴンドラ」では、装備が降りる現場スペースが一定ではない。

・「ゴンドラチェア」は最有力候補だったのですが・・・。
①単体重量が重い。
②固定方法が限定される。
③作業で使用する材料・塗料の固定が困難。
④レンタル費用が高い。

そこで、私の考えた施工方法は「オリジナルチェアを作る」と言う事でした。

↑3日掛りで試行錯誤を繰り返して オリジナルチェアを3騎作成しました。

作成したチェアに息子を乗せて全体の吊り下げバランス・安定感と、一斗缶固定位置と角度の微調整をしているところです。

 

現場屋上に、チェアを吊り下げるためのステージを設置しました。

チェア3連発。

息子の「誠司」

息子の「勇司」

↓施工風景。

↑万一に備えた、2重安全ロープ。

ここに至るまでの、事細かな作成ポイント・付属備品・安全対策について、及び施工中に改善を重ねた留意点等の解説は、ご容赦ください。

 

↑ALC外壁欠落部補修。

目地・クラックコーキング・・・「私の目線」

目地・クラックコーキング・・・「山副」

付帯塗装・・・「山下」

完成。

・2液性弱溶剤エポキシシーラー下塗り。

・ALC目地、クラックコーキング、及び欠落部補修、及び漏水箇所点検と修繕。

・1液性弱溶剤シリコン2回塗り。

・付帯塗装。

・その他、各付帯設備の不備に対する修繕。

 

3基のチェアと、1本のボーシンで昇降した回数は、延べ 約250回でした。

当初の昇降予定回数は150回程度だったので実際の昇降回数は大幅に増えたけれど、4人共私の「未知のトライ」に前向きに協力してくれたおかげで、スムーズに事が進みました。

「危険な作業を、より安全に!」

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