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親父に「メンタム裏技」を教えてもらいました。

塗装屋ブログ

本日は 枚方市のフジ井印刷工芸(株)様・アーバンハイツ御殿山の室内塗装へは職人に行ってもらって、

私は弊社工場内で 枚方市の長尾台診療所様からの一連の仕事の内、電飾看板の面板加工をしました。

十数年前から 電飾看板の面板文字加工と言えば、カッティングの機械による電飾用のカッティングシートの切り文字が主流になっています。

9年前にさせてもらった電飾看板の南面の風化が著しいという事で 長尾台の先生は 「もっと長持ちするやつでやってくれぃ!」 と特有の口調で言われたので、 「先生! 南面で9年経ったらこんなもんです。これで気に入らんのやったら・・・」 と言う事で、2ミリ厚のアクリル板の切り文字をする事になりました・・・。

糸のこ(スクローラ)でコツコツと手切りする 非常に手間のかかる作業なので 見積りは高くなりましたが、長尾台の先生からすれば 高くなった金額など全然堪えて無いようです。

前置きが長くなりました。

久しぶりの糸のこでの切り文字作業・・・、昼間の現場塗装仕事の合間に 数日間かけて 手間暇かけてアクリル板の切り文字を終えて 本日は最後の作業、アクリル成型板に アクリル板切り文字を貼りつける作業です。

アクリルとアクリルを接着させる為に 「二塩化メチレン」 と言う サラサラの透明の溶剤(接着剤)を使用します。
これをガラス製の注射器を使って アクリルとアクリルの間に注入します。
今時のプラスチック製の注射器では 注射器本体が溶けてしまう恐れがあるのでガラス製のものを使います。

やっと本題に入りますが、

弊社に昔からあるガラス製の注射器で作業をしていると、注射針から ぽたぽたと液漏れして面板の上を汚してしまいます。

困っていたところ、弊社の工場の2階で隠居生活している親父が 困っている私に 「メンタム塗ったらええ!」 と教えてくれました。

要は 注射器から液漏れするという事は、ピストンの間に微かな隙間が有るから真空にならずに そこから空気が入って液漏れする・・・。それを埋めるために「油」でも「水」でも何かを挟むことによって「真空状態を作る」と言う事です。・・・しかし「油」や「水」では「二塩化メチレン」に溶け込んでしまう。

そこで、親父が現役の時にしていたメンソレータムを間に挟むと言う裏技でした。

・・・この物理的な理屈と 化学的な成分の理屈は親父の真骨頂です。

と言う事で、50歳を過ぎた私が 80歳を過ぎた親父にまた一つ教えてもらいました。

無論 これで液漏れも無く うまく作業する事ができました。

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